勢いで1週間後のオープンセミナーに申込しました(笑)
札幌でフリーランスのWEBデザイナーとして実績も豊富な井神さん。
現在、WEB制作をメインに、情報アーキテクチャやユーザエクスペリエンスなど、WEBの使いやすさの向上について学ぶ小さな勉強会も開催している。そんな井神さんがどうして、ウェブ解析に興味を持ったのでしょうか?話を聞いてみました。
「『ウェブ解析士』というものを知ったのは、ネット上で何かの記事を読んだのがきっかけだったと思います。それがどんな内容だったのかは忘れてしまったのですが、とても興味が持てる内容だったので、勢いで(笑)1週間後のオープンセミナーに申込をしました。そのセミナーにおいて『ウェブ解析士』がまだ若い資格であること、北海道ではまだ1人(則田さんですね)しかいないことを伺い、ちょうど仕事が一段落ついたところでもあったので、受けるなら今しかない!と思い受講を決めました。」
でも、お話を聞いてるうちに、勢いでオープンセミナーに参加したものの、井神さんがウェブ解析士認定講座受講にかける想いというものに、なみなみならぬものが伝わってきました。
「最初から、仕事に活かすには初級ウェブ解析士認定講座だけでは意味が無いと思っていたので、この講座を受講しようと決めた時から上級ウェブ解析士認定講座まで受けるつもりでいました。」
普段見慣れてるはずのアクセス解析の用語や公式に苦戦!
話の中で、最近は、制作以外にも、WEBマーケティングや特に、Twitter・Facebookなどのソーシャルメディアについての相談を受けることも多いという。そんな普段からWEB全般に浸っている井神さんが、WEBデザイナーの立場からウェブ解析士認定講座を受講した感想を聞いてみた。
「まず、初級は、スライドを中心に進める講義で、演習問題で頭をつかうことも多く、内容については講義でだいたいつかめたので良かったです。テキストはほぼ復習の用途で使用しましたが、基礎的なことがまとまっているので、今後も時々開いて参考にしていきたいです。あと、アクセス解析の用語や公式がたくさん出てくるので、覚えるのが大変でした。暗記が苦手な人には辛いですが、がんばってほしいです。それと、これまではなんとなく見ているだけだったアクセス解析のデータですが、そこから使えるデータに置き換えてみようと考えてみるクセがつきました。上級では、データだけでなく、実際のホームページの画面も見ながら改善策についての内容もあり、普段は実際にお客様のホームページを見てあれこれ考えることが多いだけに理解しやすかったです。それと、問題解決の考え方が大事になってくるので、個人的には初級より受け入れやすかったです。最大のヤマ場は、やはり、試験よりレポートかもしれません(笑)」
その上級ウェブ解析士認定講座1日目終了時に課されるレポートについてですが、やはりご苦労されたんですか?
「講義よりも宿題で出されたレポートについて考えている時間がとても長く濃いものだったので、一番印象に残っています。2日目までの宿題として出される『ウェブマーケティング計画書』なんですが、自由に変えられるところが多い分、とても難しかったです。表を眺めては何もできず何時間も経過、なんてことが数日続きました…。また、2日目の講義のあとに行われる認定試験の勉強もしなければならなかったので、上級1日目が終わってからの2週間は、ウェブ解析のことで頭がいっぱいでした。 」
本業で忙しいかたわら、ウェブ解析で頭がいっぱいになりながらも、その苦労を乗り越え、上級ウェブ解析士として徐々にウェブ解析を実践できるようになってきた井神さんに、最後に、今後のご自身の活動予定やこの場を借りてアピールしたいことを聞いてみた。
「今は制作メインで仕事をしていますが、今回習得したウェブ解析を活かしたWEB施策の提案も取り入れていきたいです。また、情報アーキテクチャやユーザエクスペリエンスなど、ウェブ解析と組み合わせることでより効果的なホームページの提案を行っていきたいと考えております。それと、最近ではFacebookページの導入や制作についてもご相談をいただくようになりました。専用の解析ツールもあり、ここでしか取得できないデータを取れたりもするので、なかなかおもしろいです。ユーザ視点のホームページを持つ重要性にお気づきの方、Facebookページの導入を考えていらっしゃる方はぜひご相談ください。ウェブ解析のできるWEBデザイナーの私がお手伝いします!」
<編集後記>ご自身でもおっしゃっておりますが、この講座は、経営・マーケティングの知識も入ってきますので、CPAやCVRといった広告評価指標やマーケティング計画作成など、WEBデザイナーさんであれば、普段は触れないような数字も扱います。したがって、井神さんには、WEB以外の面でとてもご苦労されてた印象があります。でも、そのご苦労を乗り越えた今の井神さんには、「北海道初のウェブ解析ができるWEBデザイナー」として、今後大きな飛躍を期待いたします!頑張って下さい。
※情報アーキテクチャ=「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術のことで、従来のグラフィックデザインに、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合した、わかりやすさを追求したデザインのことを指す。
※ユーザエクスペリエンス=本来、製品やサービスの使用・消費・所有などを通じて、人間が認知する有意義な体験のことを指すが、WEBデザインの分野では、ユーザーがホームページを使うこと自体に、「楽しい」「うれしい」という体験ができるようにデザインすることを指す。